ウーバーイーツで注文したとき、配達予定時間がどんどん遅くなってイライラしたり、そもそも料理を準備中からなかなか変わらなかったりでストレスを感じることはありませんか?
実は、配達が遅くなる理由をシーンごとに大きく分けると、
1.配達員がレストランで料理を受け取る前
2.料理を受け取って配達しているとき
の2つになります。
今日はそれぞれにどんな理由があるのか、考察してみたいと思います。
なお、配達員がなかなかたどり着かないメインの理由
【お客様のところにたどり着けない】
については、別記事で深く述べていますので、そちらも参考になさってください。
配達員がレストランで料理を受け取る前に遅くなる理由
料理ができるのが遅い
アプリに「ただいまお料理を準備しています】と表示されて配達が始まらない場合
実はこの理由が一番多いです。
お店にも事情があるんですよね。お客様のことを考えてできるだけ温かい料理を提供したいとか。すごくわかります。
さらにお店も配達員がどこから来るかわかりません。1分で来るときもあれば下記のとおり15分かけて呼ばれる場合もあるので、早く作りすぎると冷めちゃうんです。
特に麺類などは早く作りすぎると悲惨ですから、できるだけ余裕をもって作ろうとするんですね。
バランスが非常に難しいと思いますが、慎重になりすぎると配達員が到着してから10分も10分も待つことになります。
アプリの仕様上は、料理のできる7分程度前になると、配達員がマッチングされるようですが、そんなの料理によってできる時間も違いますし、一概にはベストのタイミングで提供できません。
ただ、お店によってはウーバーの注文を後回しにするところもありますので、あまりに遅いことが続くようなら、別のお店で注文するのも一つの方法です。
店が混んでる
これもありがちですね。ランチタイムやディナーなど、ゴールデンタイムではよくあります。
ウーバーで注文すると、自分だけが注文しているかのような錯覚に陥りがちです。
でもお店で5人、さらにウーバーの注文だけで5件とか固まると、当然順番に対応するわけですから時間がかかることがあります。
経験則ですが、ファーストフード(丼ものも含む)やファミレスでこういう傾向が多く、個人店では少ないです。
ですので、急いでいるときはチェーン系列の店を外すというのも作戦の一つです。
遠いところから受け取りに向かっている
注文が入る前、配達員の待機場所は決まっていません。神戸エリアであれば須磨から尼崎まで、配達員が無数に点在しています。
注文が入った後、配達員がマッチングされるのですが、皆さんお店に近い配達員がマッチングされると思いがちです。
違います。
お店までの距離もマッチング要素ではあるのですが、それだけではありません。
近いもの勝ちではなく、できるだけまんべんなく配達員に割り当てられますので、
お店まで15分の距離にいる配達員にも割り当てられるのが通常です。
例えば三宮のセンター街に、兵庫の大開から呼ばれる。これ普通です。
配達のスピードだけを考慮すれば近いほうがベストなのですが、
配達員の数を維持して安定的にサービスを共有するなど、全体最適がはかられています。
こちらも経験則で言いますと、自宅からお店が遠い場合(つまり配達距離が長い場合)、遠くからバイク配達員が呼ばれがち、逆に近い場合はお店の近くにいる自転車が呼ばれます。
ですので、急いでいるときは家から近いお店を選ぶ。この作戦が良いでしょう。
天気が悪い
ウーバーイーツ配達員の使命は、「速やかに」「安全に」「できるだけこぼさずに」お客様のところへ料理を運ぶということです。
配達の手段は自転車かバイクです。どちらの手段でも雨が降っていた場合にはゆっくりと配達しています。
安全第一
事故ってしまえば、料理はぐちゃぐちゃ、怪我もします。
雨の日はゆっくりと走ることをご容赦ください。
天気が悪い日に料理が届くのが遅くなる理由がもう一つあります。
配達員が少なくてなかなかマッチングしない
ということです。
配達員はシフト制ではなく、いつでも好きなときにオンラインをして注文を受け取ることができるのですが、雨の日はオンラインにする配達員が激減します。
濡れるし、それ以上に事故のリスクが非常に怖いです。かといってそれを補うほど給料が増えるわけではないので、雨の日に休む配達員は多い。
逆にお客様は雨の日は家から出たくなくて注文の数は増えます。
配達員1に対してオーダーが2になりますので、晴れた日の倍時間がかかります。
これは需要と供給の関係ということでご理解いただければと思います。
前のお客様で何らかのトラブルが発生した
配達員の行動パターンは以下のとおりです。
- お店から呼ばれる
- お店に向かい料理を受け取る
- お客様のところへ運ぶ
- お店から呼ばれる
これをぐるぐる繰り返しています。
お客様のところへ行く前には、お店に行き、お店に行く前には他のお客様のところにいってます。
前のお客様のところでトラブった場合、次のお客様への配達が遅くなってしまいます。
例えば現金払いのお客様で現金が不足していた場合や、お料理が欠品していてサポート対応をしていた場合です。
順番に配達している事情がありますので、これはどうしても一定の確率で発生します。
料理を受け取って配達しているときに遅くなる理由
アプリの表示時間が早すぎる
お客様のアプリには到着予定時刻が表示されます。
ところがその到着予定時刻って大幅に早いんです。しかも配達員にはその時刻は知らされてません。
私も客としてウーバーイーツを注文することがあるので知ってるのですが、その時刻はほとんどあてにしてません。
話によるとその到着予定時刻は、30㎞/hで巡航した場合の到着予定時刻とか。
でも到着予定が出てたらその時間に来ると思いますもんね。多分ですが、ウーバーは
信号も何もかも無視してぶっ飛ばしやっと間に合う時刻です。
実際は信号もあれば一方通行も渋滞もありますので、その到着予定時刻は参考程度になさって下さい。
お客様の家がわからない(住所不備・ピンズレ)
配達員が遅い、来ない理由のナンバーワン【お客様の家がわからずたどり着けない】については、別記事でしっかりと解説しています。
2件同時配達(ダブルピック)
ウーバーから配達員に飛んでくるオーダーのパターンとして通称ダブルピックというものがあります。
これは、一回の集荷で2件分の配達を任されることです。
このダブルピックの2軒目に当たってしまった場合、1軒目のお客様のところに配達してからお客様のところに配達します。
1軒目のお宅と近ければそんなに時間が掛かるものでは無いですが、例えば三ノ宮のお店で配達先が元町と六甲道とかであれば、少し時間を頂戴することになります。
これはシステム上一定の確率で起こります。
配達員がイケてない
最後に、これは残念なことなんですが、実際にイケてない配達員がいます。お客様は配達員を選べないので、運が悪ければ悪い配達員に当たってしまいます。
外形的に判断するのであれば、概ねですが評価が95%を下回っていれば要注意、90%を下回っていれば危険です。
どの配達員でも配達先がわからないことは結構な頻度で起こります。イケてる配達員はそのときの対応が早いです。経験もそうですし、センスもあります。迷ってもすぐに対策を取ります。さらに分からなければお客様に電話をして確認します。
ダメな配達員は迷ったら思考停止するんですよね。
思考停止してただ建物を目視で探してウロウロし始めます。例えばピンがずれていた場合、目視で建物なんてそうそう見つかりません。
だったら電話して聞くのが一番確実なんですが、思考停止してるので電話することを思いつきません。
または外国人で日本語が出来ないので電話出来ないというケースもあります。
そもそも論、移動が異常に遅い配達員もいますしね。。
最後に
中にはイケてない配達員も紛れていますが、9割の配達員はできるだけ速やかにお客様のところにお料理をお届けします。なぜなら配達員にとっても一件あたりの時間を短くしたほうがメリットがありますので。
ただ、上記のような理由、つまりはウーバーイーツという仕組み上どうしても時間がかかります。お客様にはどうしようもない理由も多いです。
一方で、配達員が道に迷わないようにガイドするなど、ご協力いただくことで時間短縮もできます。
ご理解いただきたいのは、同じように見えますが
【出前とウーバーイーツは仕組みが異なる】
という点です。
出前は、専用の出前要員がお店で待機しています。
だから料理ができたら即刻出発することが可能です。
一方ウーバーイーツは点在している配達員をお店まで呼ぶ。というシステムですので、
料理の出来上がる時間と配達員がお店に行く時間にずれが発生します。
言い訳みたいに聞こえたら嫌なんですが、ウーバーイーツはお店のサービスではなく
シェアリングエコノミーだということに納得して、イライラせずにのんびり待つのが正解でしょう。
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